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8月6日「平和を願う日」

8月6日「平和を願う日」

被爆80年となる今年も、8月6日に「平和を願う日」を行いました。

大分県内の学校では、53年前の1972年(昭和47年)から半世紀以上にわたりこの取り組みが行われています。

今年も子どもとともに、被爆の実相に学び、平和を希求する強い思いを持つ日となりました。

平和集会では、修学旅行で学んできたことや調べたこと、平和宣言を5・6年生が発表し、そのあと全校で「おりづるの歌」を歌いました。事前の練習がなかなかできない中でしたが、夏休み中でも持ち帰ったタブレットを使って各自しっかり練習してきており、調べたことだけではなく、学んで自分が考えたことを一人ひとりがしっかりと発表することができました。

そのあと、私(校長)からヒロシマの原爆のことや、戦争を起こさないためにどうすればいいのかという話をしました。

場所的にも、時間的にも、子どもには「遠く」感じてしまう「ヒロシマ」「戦争」のことを、どう伝えていこうかと悩みましたが、14万人(1945年末までの推定死者数)という数の多さを伝えるため、一つひとつの「命」を〇で表し、その中の一つだけ色を変えました。「一人の命」はとても大切だと分かるのにそれが「14万人」になると、なんだか一つのかたまりのように見えてしまいます。でも、その一つひとつの「命」には、それぞれの「生活」があり、それぞれに誰かの大切な「命」だったんだということを考えていきました。

※以下、子どもたちに示したパワーポイントの省略版です。↓

最後は「戦争がおこりませんように」と願うだけではなく、平和な世界を築き上げていく「主体者」となっていくために「考えること」「みんなの違いを認め合うこと」を「かわにし合い言葉」と関連させながら話をしていきました。

この平和集会には、保護者や学校運営協議会の委員さんも来てくださいました。子どもの達成感につながりました。ありがとうございました。

集会後は、各教室での平和授業です。

子どもは、何を考え、何を学び、何を心に刻んで帰ったのでしょうか?また、おうちでもぜひ子どもと話してみてください。

「平和」はこの1日だけで守れるものではありません。年数回の平和集会・授業だけで守れるものでもありません。常日頃から、学校の教育活動のあらゆる場面で「平和」や「人権」を守る取り組みを進めていこうと思います。