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禹王塔相撲大会

9月10日(日)校区内の家野にある禹王塔で4年ぶりの相撲大会が開催されました。禹王塔は今から300年前臼杵川を中心に洪水などの天災がたびたび起こりそれを鎮めるために中国の治水の神様の禹王と農業の神様である稷を一緒に祭ったもので日本にただ一つの貴重なものだそうです。この塔が出来、豊作になったことから奉納のための相撲大会を開いたことが始まりだそうです。もともとは各地区の若者が参加していたそうですが、いつのころからか下南小学校の子どもたちに引き継がれてきたようです。コロナ禍の中で3年中止をしていましたが今年度4年ぶりに開催されました。

神事に続き下南地区の相撲愛好会に所属している子どもを中心に15名の子どもたちが3人組の5チームを作り対戦を行いました。1年生同士の対戦からスタートし、合計30番の取り組みが行われました。特に優勝をかけた6年生同士の取り組みでは3分間では決着がつかず、取り直しを行うほどの熱戦でした。禹王塔の周囲にはのぼりが立ち、お神楽の太鼓や笛の音も聞こえ、昔懐かしい村祭りの風景がよみがえってくるようでした。300年近く続く行事で、それを綿々と引き継いでいる下南地区の取り組みに改めて歴史の重みを感じました。興味のある方は来年度はぜひご参加、ご観覧ください。