5年社会見学
7月5日梅雨空の中5年生が地域の深田地区へ社会見学を行いました。深田地区には国宝臼杵石仏があります。その中で、活動されている2つの企業を訪問しました。最初は臼杵焼きの工房を開いている宇佐美さんのお話を聞きました。宇佐美さんは地元下南の出身で大学卒業後しばらくしてここに戻り、臼杵の途絶えていた焼き物を「臼杵焼き」として復活させました。その復活させたことへの思いや、現在の取り組みについてお話をしてくださいました。臼杵を世界に知ってもらいたいという思いや地域のために何ができるかを考えて活動をしているというお話を聞くことが出来ました。
2つ目は後藤製菓さんの「臼杵煎餅」の工場を訪問しました。最初に工場の様子を見学しました。その後、煎餅にショウガシロップを塗り、煎餅を作る体験を行いました。シュロの刷毛を使いシロップを塗る作業はシロップがどんどん冷え固まってしまうので、最初は苦戦をしていました。慣れてくると最後は手際よく作ることが出来ました。その後、社長の後藤さんよりお話を聞きました。自分は3代目で100年近く煎餅を作ってきていることや、その中で伝統産業である煎餅づくりというバトンをもらい、それを次の代に引き継いでいこうと考え取り組んでいるというお話を聞くことが出来ました。また、大分県産の有機ショウガにこだわっているということについても、地域のことを考えて取り組んでいるということがよくわかりました。お二方とも地域の伝統を後世に伝えたい、地域を盛り上げたいという共通の熱い思いを持たれていることが伝わってきました。