令和7年度入学式 校長式辞
色とりどりの花が咲き誇り、見渡す限り春いっぱいになりました。多くのご来賓をお迎えし、第78回入学式が挙行できますことに厚く御礼申し上げます。
さて、新入生の〇〇さん、ご入学おめでとうございます。〇〇さんが入学してくる日を、先生たち、2年生から6年生のお兄さんお姉さんたちは楽しみに待っていました。校長先生も、大きな声で返事をした〇〇さんの顔を見て、とてもうれしいです。この会場にあるパンジーやサイネリアも、〇〇さんと会えたことをよろこんでいるようですね。
この川登小学校には、「かがやけ!川登っ子」という言葉があります。〇〇さんが早く川登小学校に慣れるために、「かがやけ」の4つの文字に合わせてこれから4つのお願いをします。
一つ目のお願いは、「かがやけ」の「か」です。「かしこい子」になってほしいということです。「かしこい」というのは、じっくり自分で考えることができるということ、そして、考えたことを相手にしっかりと話すことができるということです。明日から、お兄さん、お姉さんに「私はこう思う」ということを大きな声で話してみてください。
二つ目は、「かがやけ」の「が」、「がんばりぬく子」になってほしいということです。川登小学校では一人に一台一輪車があります。最初はなかなかうまく乗れないと思います。おにいさんお姉さんも最初はうまくできませんでした。でも、何度もチャレンジして、少しっずつ乗れるようになっています。〇〇さんも、最初は初めてのことだらけでうまくいかないこともあるかもしれません。でも、何度も何度もチャレンジできる人になってほしいです。
三つ目は「かがやけ」の「や」、「やさしい子」になってほしいということです。入学したばかりで最初は困ることもあるかもしれません。でも、やさしい先生やおにいさんおねえさんが絶対に助けてくれます。そして、〇〇さんも、困った人がいたら助けることができるやさしい人になってください。
四つ目は「かがやけ」の「け」、「げんきな子」になってほしいということです。心も体も元気になるために、給食をいっぱい食べて、休み時間は、運動場でたくさん遊んでください。
川登小学校の先生、2年から6年生のお兄さんおねえさん、お父さんお母さんは、地域の方は、「かがやけ!川登っ子」という思いで、〇〇さんをいつも見つめ、いっしょにがんばりたいと思います。
御家族の皆様、本日は、ご入学、誠におめでとうございます。今日までご家庭で大切に育てられたお子様を、六年間小学校でお預かりいたします。小学校は、子どもたちが自分でできることを増やしていく場でもあります。お子様の無限の可能性を大切に見守り、共に手を携えて歩んでいければと考えております。〇〇さんが心身共に健やかに成長されますように、私たち、全職員で、教育に全力を尽くしてまいります。ご家庭でもお子さんの、自立の過程の見守りをお願いします。社会の在り方が劇的に変化する中、学校では、これからの時代を生き抜く基盤となる力を育成することも求められております。そのため、様々にご協力をお願いすることもあるかと存じます。どうか、ご協力のほどよろしくお願いいたします。これでお家の方へのお話を終わります。
さて、ご来賓の皆様、本日はご多用の中、ご臨席を賜り、誠にありがとうございます。川登の宝となる一年生です。在校生同様温かく見守っていただき、ご支援くださいますようお願い申し上げます。
終わりになりましたが、〇〇さんが、楽しく笑顔いっぱいで小学校生活を送れるよう、また川登小に関係するすべての方が幸多からんことをお祈りいたしまして、式辞とさせていただきます。
令和七年四月十日 臼杵市立川登小学校 校長 大渡 克教