【授業】総合的な学習の時間(地域の人に感謝の気持ちを伝えて楽しめる方法を考えよう):市教委指導主事要請訪問
今年度は、学校研究のテーマを「生き生きと学び合い、豊かに表現する子どもの育成」として、表現力とは何か、それを育成するためにはどのような学びの手立てが必要であるのか、などについて研究を進めているところです。
11月19日(火)に、臼杵市教育委員会から渡辺指導主事をお招きして、授業研究を行いました。研究の対象となった授業は、3~6年生の総合的な学習の時間です。
これまで、地域の方に諸活動を手伝っていただき、その感謝の気持ちをどのような場面で、どのような形で伝えればいいのか、それぞれが「これがいい」と思う方法について、「地域の方が楽しめる」「感謝の気持ちが伝えられる」「活動報告ができる」という3つ観点から考える、という活動を行いました。
児童は、課題に対して自分なりに判断したことを互いに交流する過程の中で、話し合いながらあるいは友人の発表を聞きながら、妥協点を見出そうと考えていたようです。また、今回出された案をすべて行うことはできないので、次回は今回出された案を1、2点に絞るための作業になります。
また、提案授業の後、渡辺指導主事には1年生の生活科の授業も見ていただきました。自分たちの作ったうごくおもちゃをよりよく動かすための工夫を考える授業でした。
授業の後、渡辺指導主事から以下のような指導助言をいただきました。
・子どもの意見を聞きながら「めあて」の設定を行っていたことは良いこと
・付箋、シンキングツール、ICTの利用ができている
・一人の意見で進めていくのではなく、他の児童にも確かめながら授業を進めていくことが大切
※最終的には教師はファシリテーターに徹することができればよい
・授業の見通しを示したり、タイムマネジメントを行うこと
・話し合いでどのようになったのかの見える化を図ること
今後の授業に役立てたいと思います。