大分県教育庁大分教育事務所来校(第2回)
大分県教育庁各教育事務所は、域内の義務教育諸学校の直面する課題や目標達成の取組について効果的な助言や支援を行うため、各学校を年間2回ずつ訪問することになっています。川登小学校には、第1回の訪問として5月27日(月)に、第2回目として10月1日(火)に訪問がありました。大分教育事務所から所長の松村義広様、次長兼指導課長の安東憲雄様、指導主事の牧信行様と大木洋典様がいらっしゃいました。また、臼杵市教育委員会事務局から新名敦学校教育課長もいらっしゃいました。
学校から、1学期の訪問以降の取組状況や達成状況、新たな課題等を説明し、授業参観後を行った後、指導助言をいただきました。主だったものは以下のとおりです。
〇育成をめざす資質・能力に「豊かな表現力」を設定しているが、「豊かな表現力」をどのように定義しているのか、なぜ、そこが課題となっているのか。意図的に「子ども同士が対話をする」場を作ったり、豊かな表現力を支えるために書く活動をして、話す前の段階で「考える」ことをさせることも必要である。
〇「学校マネジメント4つの観点」に係る16のポイント中の「学校・家庭・地域による目標の共有・協働」の自校評価が最上位評価となっていた。そのようになる理由は、保護者や地域とのつながりが、総合的な学習の時間や学校行事などを中心にうまく進んでいるということであろうが、それらはHPや学校通信などを通してよく分かる。
〇ミドルリーダーが主体的に働いているという点では、非常によいこと。ミドルリーダーと地域との繋がりが、担当者同士でつながって、主体的に仕事を進めているという点で考えれば、新しい組織の形、新しいミドルリーダーの在り方であると言える。
〇先生方が、児童を大切にしながら授業を進めている。授業をみていると、児童が先生方を信頼して発言している様子が見て取れる。
〇単元の目標の観点の設定は今一度検討をしてほしい。また、ねらいと学習指導、評価規準のズレがないように確認をすること。
〇「豊かな表現力」を課題とするならば、例えば振り返りにおいても文章記述をさせることが大切。そういう意味で、指導案の中にある想定される振り返りの文言を児童の言葉で記載されてあることは良いことである。
〇1年生や2年生では、教具(おはじきなど)を活用し、それを対話活動につなげる工夫が見られた。
また、臼杵市学校教育課の新名課長からは
〇「表現力」については、小小連携や小中連携をしているとのこと。これまで地域の学校間連携は活動のレベルでの連携がほとんどであった。「つけたい力」、つまり資質・能力の観点から、連携を進めることも大切。さらに推進してほしい。
という助言をいただきました。
今回頂いた指導助言をもとにさらに授業改善、目標達成のために努力していきます。