臼杵市長・教育長へのプレゼンテーション
川登小学校では、川登地区振興協議会と連携し、地域素材を生かした学習を総合的な学習の時間の中心に据え、取り組んでいます。児童の心の中には「川登の自然を大切にしたい」「川登をやさしくしたい」「川登を盛り上げたい」という思いがあるようで、「自然豊かな『二孝女の里』をもりあげ隊」というテーマで、「二孝女」「川登和紙の紙漉き」「風連鍾乳洞」「ひまわりフェスタ」という地域素材の学習を通し、コミュニケーションの力を高めるべく学習を深めているところです。
8月27日の午後、川登振興協議会の取組の一つとして、本校6年生が中野五郎臼杵市長及び安東雅幸臼杵市教育委員会教育長を訪問し、これまでの取組と今後の展望についてプレゼンテーションを行いました。
中野市長からは「堂々とした、よく調べられたプレゼンであった。風連鍾乳洞はとてもよい鍾乳洞であるので、今のまま残し、伝えていくのが川登に生まれた者の使命。紙漉きなどは江戸時代からの産業で、川登に育った人たちがそれを体験することで、将来、川登を思い出し、後輩にも伝えられるようにしてほしい。二孝女についても市全体に広げてほしいという気持ちがあることがプレゼンからよく分かった。市民に素晴らしさが伝えていければいいなと思っている。また、地域をよく知ろうとしていることも伝わってきた。『体験をする』→『深く知る』→『愛する心』となっていき、それをパワーにしていける。中学生になっても、今年の体験がきっと力になるだろう」というお褒めとエールの言葉をいただきました。
安東教育長からは「地域をあげて、みなさんを育てていることをうれしく思う。みなさんの学習が『小学生が振興協議会に提案する』→『それを受け入れて地域が一緒に頑張る』という取り組みは他にはないもの。それだけ、地域の皆さんがみなさんを大切にしているということ。先日、鍾乳洞ガイドを見せてもらったが、物怖じせずに自分の言葉で伝えられていた。今後も卒業に向けて頑張ってほしい。」という言葉をいただきました。
今後も小規模校のメリットを生かし、総合的な学習の時間で研鑽をしていきたいと思います。