【令和7年度川登和紙作り】その③ 楮の薄皮はぎ・樹皮削り・漂白・さらし
川登小学校では、地域素材を生かした学習を総合的な学習の時間の中心に据え、取り組んでいます。川登和紙作りもその一つです。和紙作りは、工程として、①楮切り→②楮蒸し→③薄皮はぎ・樹皮削り・漂白・さらし→④楮カジ打ち→⑤紙漉きのような段取りになります。
10月27日(月)に、3番目の工程である楮の薄皮はぎ・樹皮削り・漂白・さらしを行いました。今回の工程が、紙の白さを決めることになりますし、刃物も使用するので慎重に作業を進めました。
まず、前日に蒸した楮の皮をはがして、その後表皮を削る作業(樹皮の白い部分だけを残す作業)を多目的教室で行いました。それぞれの学年の代表の感想は以下のとおりです。
1年生:初めて、作業をした。最初は難しかったけど、先生方やいっしょにやってくれた人が楽しく教えてくれたので最後までやることができた。
2年生:講師の先生に教えてもらって、最初は苦戦したが、だんだんうまくできるようになった。紙漉きは今日以上にがんばりたい。
3年生:樹皮はぎはかんたんだったが、樹皮削りは親指がいたくなった。
4年生:昨年までは祖父が一緒にやってくれたが、今年は自分の力で11枚の樹皮削りができた。
5年生:樹皮削りは大変だった。みんなと協力して最後までやることができた。これからの作業もがんばりたい。
6年生:樹皮は8枚削ることができた。きれいな卒業証書が漉けるようにこれからもがんばりたい。












その後、グラウンドに出て、釜に入れた熱湯と石灰を混ぜたものの中に樹皮を入れて色を落とす作業(漂白)をしました。そして、約2時間煮たのちに材料を川にさらす作業をしました。
最後に、講師の方に学校近隣の湧き水にさらす作業をしていただきました。






