【平和学習】令和7年度原爆記念日の取組
川登小学校では、年間に数度平和に関する学習を行うことにしています。いつの時代にも戦争や武力紛争が存在しているという現実から考えても、私たちは常に平和を求めなければなりません。令和7年8月6日、広島市で行われた原爆記念式典での「平和への誓い」での冒頭で「いつかはおとずれる、被爆者のいない世界。/同じ過ちを繰り返さないために、多くの人が事実を知る必要があります。」と代表児童が語りました。そのとおりで、この思いを大切にしなければなりません。
本校でも同日午前に、平和集会・平和授業を行いました。
まず、テレビで平和記念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式)を視聴し、広島に原子爆弾が投下された時間(8時15分)に各クラスで黙とうを行い、平和宣言と小学生による「平和への誓い」を聞きました。
その後、全校児童は多目的教室に移動し、平和集会を実施しました。集会では、川登小読み聞かせの会の方に『かあさんのうた』の読み聞かせをしていただきました。この話は、原爆が落とされた広島市郊外にある楠をストーリーテラーとしたもので、少女の歌う子守歌が聞こえたことから物語が展開していきます。美しい心を持った少女の悲しい物語です。
読み聞かせの後、読み聞かせの会の方から戦争中の話を聞かせていただきました。川登小学校出身のお母さんが、犬飼の女学校に通っていたが、勉強ができなくなり、千歳の飛行場の滑走路を作る作業をしたということ、戦争中は勉強ができずに、文字を学ぶことができなかったことで、今でも国語辞典を使って言葉の勉強をしているご年配の方もいること、など戦争に関連する話をお聞きしました。
そして、集会の最後に代表児童が感想を述べました。
「自分のことだけを考えるのでなく。相手の思いを大切にすることが、平和を作る上で大切だと思った」
「戦争で亡くなった人もかわいそうだが、生き残った人も辛かった」
「戦争の悲惨さと平和の大切さを実感した」
「戦争で食べ物が食べられなくなることはかわいそうだ。戦争は絶対にやめるべきだ」
「毎年学んでいるが、改めて戦争の悲惨さがわかった。戦争体験を語り継ぐ方に感謝したい」
集会の後は全校児童で平和への思いを書いたり、折り鶴を折ったり、各学年で平和授業を実施したりしました。各学年で行った内容は以下のようなものです。
1年 絵本「しんちゃんのさんりんしゃ」
2・3年 動画視聴「ヒバクシャからの手紙」
4年 絵本「ちっちゃいこえ」
5・6年 絵本「原爆の日」

























