なかよしタイム(人間関係づくりプログラム)の実施
いじめ・不登校の問題は継続的な問題となっており、その背景の一つとして、家庭環境や地域社会の変化により、人間関係を作るスキルを身に付ける機会が減少していることがあると言われています。そのため、大分県教育委員会では、令和3年度からすべての公立学校で「人間関係づくりプログラム」の実施を推進しています。プログラムはグループワークを通じて自他を認め、互いに関わり合う力を育成することを目指しています。
川登小学校では、いじめ・不登校の問題は顕在化していませんが、児童の人間関係づくりの力が未成熟のため、小さなトラブルは時折発生します。予防的・開発的支援の視点から、なかよしタイム(人間関係づくりプログラム)を定期的に実施することとしています。
5月14日に、1年生が初めてのなかよしタイムを経験しました。「あてっこゲーム」というものです。これは以下のようなルールになっています。
①Aさんが前に立ち、教員から他の人に見えないように単語を見せてもらう
②Aさんは、「はい」「いいえ」という返答だけでその特徴をみんなに教える
Bさん「それは、生き物ですか?」
Aさん「はい」
Cさん「それは、耳が長いですか?」
Aさん「いいえ」
Dさん「それは鼻が長いですか?」
Aさん「はい」
Eさん「それは象ですか?」
Aさん「はい」
ゲーム実施後、振り返りをしました。児童からは「このようなゲームをまたしたいです」「なかよく楽しくゲームができてよかった」「いろいろな『はい』が聞けて良かった」という振り返りが聞けました。