学校会(元気っ子)活動 第2回
本校の児童会活動は、全校児童全員での意見交流を通して、自発的・自主的に問題を発見し、協力してその解決を図ることをねらいとしています。1~6年生、21名全員での意見交流を通して、川登小学校の一員である自覚を生み、互いの意見を尊重し、認め合う人間関係を築くことを目的としています。
実際にこの活動を行ってみると、小規模校ゆえの利点が多いことに気づかされます。全員の顔と名前が一致する関係であり、ある程度の人間関係ができているため、1年生であっても物怖じせずに自分なりの意見を述べることができるようです。一方で、高学年は下学年の児童に対し、支える立場でその意見を聞き、できるだけかみ砕いて自分の意見を述べる努力ができるようになっています。また、異学年だからこそ、様々な立場からの意見交流ができ、ダイナミックな会にすることもできるようです。
このような関係性は上のような好循環を生むこともありますが、「すべて言わなくても分かってくれるだろう」という思いにもつながり、表現力育成の妨げにつながっているという意見もありますので、教員が十分にそれを見立てる必要があるようです。
4月17日の5限は、どのように意見交流をするのか、ということについて考えるため、教員が設定した「安全に楽しく、仲よく遊ぶためにルールは必要か」というテーマに対して話し合う活動を行いました。児童はそれぞれの立場で、自分はどちらの立場に立つのか、それはなぜなのかということについて、きちんと考え、意見交流をしていました。
このような活動を通して、より豊かにコミュニケーションが図れる児童を育成したいと考えています。