令和6年度入学式 校長式辞
春らしい日差しに恵まれた本日、臼杵市教育委員会 村上睦美 教育委員をはじめ、多くのご来賓をお迎えし、入学式を挙行できますことを厚く御礼申し上げます。
さて、一年生の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんは今日から川登小学校の一年生です。私は川登小学校の校長の大渡克教と言います。どうぞよろしくお願いします。川登小の先生たち、そして、二年生から六年生のお兄さんお姉さんも、お二人が入学するのを首を長くして待っていました。校庭のチューリップやこの式場にあるパンジーも花を咲かせてお二人と会えたことを喜んでいるようですね。
川登小学校には、「かがやけ!川登っ子」という言葉があります。この「かがやけ」の4つの文字に合わせて、皆さんに四つのお願いをします。今、このひらがなが読めなくても、これから勉強して読めるようになるので、心配しないでください。
一つ目のお願いは、「かがやけ」の「か」です。「かしこい子」になってほしいということです。「かしこい」というのは、自分で考えることができるということです。小学校では、国語や算数の勉強をします。その中で、「こうかなあ、ああかなあ」と自分の頭で考えていきましょう。もし、自分で分からなくても担任の先生やお兄さんお姉さんがいっしょに考えてくれるので大丈夫です。
二つ目は、「かがやけ」の「が」、「がんばりぬく子」になってほしいということです。小学校では、うまくいかないことや失敗することもたくさんあると思います。失敗は成功の基といいます。失敗をしても、何度もチャレンジすれば、きっとできるようになります。
三つ目は「かがやけ」の「や」、「やさしい子」になってほしいということです。友だちの良いところを見つけ、困った人がいたら助けることができる人になってください。
最後、四つ目は「かがやけ」の「け」、「げんきな子」になってほしいということです。心も体も元気になるために、給食をいっぱい食べて、休み時間は、運動場でたくさん遊んでください。
先生たちは、「かがやけ!川登っ子」という思いで、こうまさん、あおいさんをいつも応援していきます。
これからお家の方にお話しするので、一年生は少し待っていてください。保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。本日より大切なお子様を六年間お預かりいたします。「夢や目標をもち、ふるさとで輝く川登っ子の育成」の学校教育目標のもと、私たち教職員一同、力を合わせ、愛情を注ぎながら子どもたちの教育に当たる所存です。
社会の在り方が劇的に変化する中、学校では、未来を担う子どもたちが、これからの時代を生き抜く基盤となる力を総合的に育成することが求められております。そのため、学校と家庭・地域が連携し、授業や行事等においてお子様に力をつけていくことが必要です。どうか、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
これでお家の方へのお話を終わります。一年生の皆さんよく頑張りました。聞く姿勢などとても立派でしたよ。
最後になりましたが、ご来賓の皆様には、公私ご多用な中、ご臨席いただき誠にありがとうございます。入学いたしました一年生にも、これまでと変わらぬご支援を賜りますようお願いいたします。一年生の皆さんが、楽しく笑顔いっぱいで小学校生活を送れるようお祈りして、式辞とさせていただきます。
令和六年四月十日 臼杵市立川登小学校 校長 大渡 克教