時代めぐりウォーク 子どもガイド「佐田神社」
佐田神社
佐田地区は、交通の大切な場所としてにぎわっていました。本殿には、たくさんの絵が掘られていたり、灯篭や絵が寄付されています。そこから「当時の佐田」を知ることができます。
このお宮には、江戸時代に鉄や銅などの金属を溶かすための反射炉がありました。賀来一族が大砲をつくるために作られました。また、反射炉で出た鉄のくずを鉱さいといいます。この鉱さいの展示場が今年(2022年)つくられました。反射炉は取りこわされていますが、記念碑があります。反射炉に使われた火に強いレンガは、本殿の裏側に使われています。
また、この裏側には県指定重要文化財である版碑がならんでいます。ぜひごらんください。
これからの時期は、紅葉もきれいです。
This is “反射炉跡”.
“反射炉” is a structure to melt iron for making cannons.
It was built by 賀来惟熊.
Just like佐田, 佐伯and日出had the same kind of structures.
Now, it’s sleeping in the ground beneath the shrine.
That’s all. Thank you.
両部鳥居
この鳥居は、一八四五年江戸時代の終わりに、賀来惟熊が佐田神社に寄付したものです。惟熊は、日出藩の儒学者帆足万里のもとで勉強しました。惟熊は、「強い国を作らなければ清国のように外国から攻められるから、海の守りをかためなければならない。」と万里のもとで学んだことから大砲づくりを始めたそうです。二人の名前は、鳥居の柱に刻まれています。現在、反射炉は取り壊されてしまいましたが、この鳥居はここに反射炉があったことと、二人に深いつながりがあったことを今に伝えています。