閲覧補助
文字サイズ
文字サイズ
アクセス

「32人 メリハリ スマイル」(実りある修学旅行でした)

「32人 メリハリ スマイル」(実りある修学旅行でした)

6年生が、11月26日(火)から1泊2日で長崎・熊本方面に修学旅行に行って来ました。

 1日目は長崎市での見学や体験を行いました。グラバー園では、世界遺産となっている歴史的建造物や調度品、資料等を見学することで、幕末から明治維新にかけての情勢や生活の様子等を学ぶことができました。高台にあるドックハウスから長崎港の歴史的造船所(これも世界遺産)が見えて「お~」と感嘆の声が聞こえました。また次に訪れた平和祈念公園では、平和集会を行いました。事前にクラスのみんなで平和への願いをこめて制作した777羽の折り鶴を奉納し、全員で平和宣言をしました。その後、爆心地の公園を訪れ、そのまま原爆資料館に向かいました。資料館では見学だけでなく、被ばく体験をした方から講話を聞かせていただきました。当時8歳だった記憶をイラストに描いて、原爆投下後の音や衝撃、熱、その後避難する過程で体験したにおいなど、体験した人にしか伝えられない内容を切々と語ってくださいました。日に日に弱っていき、死別した姉への思いなど、当時子どもだったからこその視点でお話しされたので、聴いていた子どもたちにはより心に響いたようでした。

 2日目は、島原からフェリーに乗って有明海を渡り、熊本県の荒尾市にあるグリーンランドを訪れました。フェリーでは、子どもたちはみんな甲板に出て、大海原を眺めたり寄ってくるユリカモメとたわむれたりして、約40分の船旅を楽しそうに過ごしていました。お待ちかねのグリーランドでは広い園内を時間いっぱい歩き回って、子どもたちはアトラクションの乗り物に乗ったり、ショッピングや食べ歩きなどをしたりして楽しみました。

 2日間あいにくの天気で、かさが手放せない旅でしたが、子どもたちは元気いっぱいでよく学び、よく遊ぶ充実した旅となりました。バスの移動中はガイドさんと明るくゲームやクイズを楽しんでいましたが、見学地では切りかえて、真剣な表情でお話しを聴いたり、メモを取ったりする姿が印象的でした。まさに目標どおり「メリハリ スマイル」で、6年生の成長を実感する修学旅行となりました。