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現地に学ぶ平和への祈り(3年生保戸島平和学習)

現地に学ぶ平和への祈り(3年生保戸島平和学習)

6月30日(金)に3年生が保戸島を訪れ、総合的な学習の時間に学んだ「保戸島空襲」について、現地でのフィールドワークを行いました。

当日はあいにくの雨でしたが、子どもたちは元気に出発し、徒歩でバス停へ。つくみん公園バス停で降車し、保戸島行きフェリーに乗りこみます。幸い波はおだやかで、無事に保戸島に到着しました。

まずは保戸島国民学校空襲の慰霊碑がある保戸島小学校へ向かいました。慰霊碑には空襲で亡くなった児童や先生のお名前が刻まれてあり、子どもたちは自分たちと同世代のたくさんの人たちが空襲で命を落とした事実を実感し、言葉につまっていました。中には涙が止まらなくなった子もいました。

次に当時の防空ごう跡に移動し、担任の佐藤先生から、当時の状況について、ご自身のご家族からの聞き取りを子どもたちに語りかけていました。空襲におびえる当時の人々の様子を目の前にある防空ごうが雄弁に語ります。

そして本日のメインとなる、海徳寺に向かいました。ご住職のお話は圧倒的な説得力があり、空襲の悲惨な状況や、骨地蔵を作ることになった由来などを、子どもたちの心に訴えるように、聞かせてくれました。子どもたちは神妙な表情で話を聞き、語りかけに真けんに答えていました。一人一人の背筋がのびた姿勢が、子どもたちの真剣さを物語っていました。お別れするときは、心から感謝の言葉が口々に出ていました。

昼食は保戸島小学校のランチルームをお借りして、保戸島小の児童、先生と交流しながらいただきました。フェリー出航の時間が迫っていたので、あまりゆっくりはできませんでしたが、友好的な雰囲気で出むかえていただいた保戸島小学校の皆様に心より感謝申し上げます。

今回のフィールドワークを通して、子どもたちは雨の中、ぬれて気持ち悪い思いをしたかもしれません。しかし、現地に足を運んで初めて分かったことや現地でしか感じることができないことがあったようです。

見学の様子はこちらの画像集をご覧ください。→ 6.30保戸島平和学習3年生.pdf