平和の祈りを全校に広げました(平和集会)
7月6日(木)の朝の活動では、全校による平和集会が行われ、3年生が総合的な学習の時間に学んだことを発表しました。
3年生は6月30日(金)に保戸島を訪れ、保戸島国民学校慰霊碑や海徳寺骨地蔵、防空ごう跡等を見学してきました。
空襲を受けて被害に遭ったのは自分たちと同じ小学生であったこと、全国で小学校が爆撃されたのは保戸島だけであること、機銃掃射の銃撃で亡くなった子どももいたこと、空襲の後、児童のお父さんやお母さんがグラウンドで泣きながらわが子を探していたこと、慰霊碑にはたくさんの子どもたちの名前が刻まれており、たくさんの折り鶴が供えられていたこと等、3年生たちは、自分たちが見てきたことや海徳寺のご住職から聞き取った内容を自分たちの言葉で、全校児童に伝えていました。
コロナ禍の影響で、保戸島での平和学習を経験した児童は、今の千怒小には3年生以外一人もいません。それだけに、児童全員は驚きの表情と神妙な態度で、3年生たちのお話を耳をすまして聞いていました。
そして最後に「おとなになっても絶対に戦争はしません」「命を大切にします」と自分たちの決意を発表しました。
現地で学び3年生たちの心に灯された”平和への思いの熱”が全校に広がったように感じられました。