扇子踊りの継承が行われました(6年生)
6月28日(金)6年生の2~3時間目に、扇子踊り保存会の方々をお招きし、「扇子踊りの継承」が行われました。これは津久見市教育委員会が取り組んでいる「ふるさと教育」の一環で、津久見の地に450年前から伝わる郷土芸能(県指定無形民俗文化財)である「扇子踊り」を津久見の次世代をになう子どもたちに継承するという活動であります。
この日は「扇子踊り保存会」から13名の方が来校され、6年生に指導していただきました。扇子の持ち方や開き方から始まり、手の向き、足運び等、たくさんの所作を一つ一つ丁寧に教えていただきました。
講師の先生方がとても分かりやすく教えてくださったので、子どもたちはのみこみが早く、お稽古がどんどん進んでいきました。踊りをくり返すうちに一つ一つの所作がさまになってきました。輪になって曲に合わせて稽古し出すと、扇子を回す手つきもとてもなめらかで、足運びも軽快になってきました。
最後は地方(じかた)さん(※歌や三味線、尺八、太鼓などを演奏する方)の生演奏に合わせて本格的に踊りました。子どもたちの表情は真剣そのものでした。途中、尺八や三味線、太鼓や歌の説明をしていただき、古くから伝わる和楽器や芸能文化の奥深さを感じました。終わった後は、達成感を味わったような、みんなの満足した表情がたくさん見られました。今回の体験を活かして、ふるさとに昔から伝わる大切な伝統文化をしっかりと受け継いでほしいと思います。