高齢者の気持ちに寄り添って(4年生福祉体験)
11月27日(月)の3,4時間目に、4年生が「福祉体験学習」で高齢者疑似体験を行いました。
4年生が総合的な学習の時間に、津久見市社会福祉協議会のご協力を得て取り組んでいる福祉体験の第3弾となります。
この日は3名の社会福祉協議会の方々が来校してくださいました。子どもたちが様々な装具を身につけて、高齢者の疑似体験を行うことで、高齢者の方の困りを自分ごととしてとらえ、高齢者福祉への理解を深め、地域社会の一員として高齢者の方の気持ちに寄り添う態度(行動)を育成することを目的としております。
装具については、視界を狭め色の判別を困難にするゴーグルや音の聞き取りを困難にするヘッドホン、指先の感覚を鈍くする手ぶくろ、体を重くするベスト、ひざの関節を曲がりにくくするサポーターなどを装着し、小グループ(3~4人)ごとに介助しながら、階段の上り下りや封筒の開封、財布から小銭を取り出したり蛍光ペンで書いた指示文を読み取り文字を書いたりしました。
体験した子どもたちからは「見えにくい!」「封筒が開かない!」「足が上がらん!」などの声が聞こえてきました。悪戦苦闘しながらも仲間の介助を得ながら各ミッションに取り組んでいました。
まとめの会では「高齢者の方の気持ちがわかった」「(これからは)声をかけてあげたい」などの感想が発表されていました。
津久見市の高齢化率は40%以上であり、子どもたちにとっても身近な問題です。今回の体験学習を通して学んだことを実生活の中でもぜひ実践していってほしいと思います。