HOME > 確かな学力 > 平成26年度全国学力・学習状況調査結果について

確かな学力

平成26年度全国学力・学習状況調査結果について
2014年09月29日

平成26年4月22日、6年生を対象に全国学力・学習状況調査が行われました。この調査は、児童への教指導の充実や学習状況の改善等に役立てるとともに、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立するためのものです。本校では、この調査結果をもとに今後の取組を検討してまいりました。保護者・地域の皆様に結果を報告するとともに今後の取組へのご協力をお願いいたします。なお、本調査結果は、児童の学力の特定の一部分であること、また、本校の教育活動の一側面であることを理解していただき、是非、他のページもご覧いただきたいと思います。

 

 

<平成26年度全国学力・学習状況調査結果と学力向上に向けての取組>

1 学力調査の結果

<調査結果の分析>

(1)国語科

○各領域において目標値には達成しているが、B問題において「記述式」の問題の無解答率が高かったことが課題としてあげられる。条件を指定されて自分の考えを書く問題である。中には無解答率が50%近い問題もあった。

○時間配分が不十分でじっくり見直しができなかったことも課題としてあげられる。

(2)算数科

○算数科においても各領域において目標値は達成しているが、B問題の「量と測定」の領域の正答率が他領域と比べると低かった。具体的な操作を日頃から取り入れる必要があると思われる。

○もう少し図表や資料を読むとる力があれば、自分で図に表し問題の解決ができるのではないかと思う。

(3)生活調査から

○平日のテレビ視聴時間においては、1日3時間以上児童の割合が高いことがわかった。今後、家庭と協力してテレビを計画的に見る指導が必要と思われる。これは、大分県の調査(5年)においても同様のことがいえる。

 

全国学力調査観点別集計結果

 

2 指導改善のポイントと具体的な取組 

(1)授業形態や授業規律等の徹底

○1時間完結型授業の実施や板書とノートの一体化を図る。

○「本匠小学校学習指導の手引き」をもとに授業規律を徹底する。

○「課題とまとめの呼応」を徹底する。

 

(2)校長・教頭による授業観察を毎日実施し助言する。

○観察の視点(「めあて」と「まとめ」の呼応・効果的な板書・子どもの考えを引き出す発問等)を明確にし指導・助言を行う。

 

(3)個に応じた指導の工夫

○日課表の編制を工夫し、TT指導の時間数を増やすとともに、指導の継続性や改善を図る。

○個々の時間の記録をもとに効果的な指導の在り方を工夫する。

 

(4)朝読書・朝学習・家庭学習を充実させる。

○朝学習において、管理職や専科教員、支援員を含め全教職員による複数体制で指導にあたる。

○放課後等における個別補充学習を充実させる。

○個々の達成状況を確認し、家庭と協力しながら「ホタッピィノート」を継続する。また、授業で使うノートとホタッピィノートを連動させる。

 

(5)「書く力」「活用力」の育成

○「条件を付けた文章を書く」等の表現活動を主要教科において 1週間に1度以上実施する。

○算数科においては、図表を読むだけでなく描く活動も取り入れ、思考ツールとしての活用を図る。

○言語技能表をもとに実態を再チェックし定着を図る。

 

(6)復習テストを計画的に実施し、テスト勉強の方法等も習得させ、定着を図る。

○テストを2ヶ月に1回実施し学力の定着を図る。その際、学習計画の立て方、テスト勉強の方法、問題への対応方法等も習得させる。

 

(7)小中一貫教育をより進める取組 

○小・中一貫教育による中学校教員とのTT授業や教員同士による互見授業を充実させ、OJTによる授業力の向上を図る。中学校教員による一部教科担任制や小・中一貫教育のシステムを活用したTT指導等を充実させ授業の質を高める。