中津市教育委員会教育長表彰 村上和代さん、惣路九十九さん(津民小相撲世話人)
〇よみきかせ
毎月1回の村上和代さんの読み聞かせが行われました。






村上さんは、よみきかせグループ 「そらいろのたね」に所属され、平成26年度(2014年度)から令和7年度(2025年度)までの12年間にわたり、月1回の朝の読書時間において、全校児童を対象とした絵本の読み聞かせを継続的に実施されています。12年という長きにわたり、欠かすことなく本校の教育活動を支援し続けている功績は極めて大きいことから、中津市教育長表彰を受けました。
〇中津市教育委員会教育長表彰
村上和代さんに加えて、津民小学校相撲世話人も表彰を受けました。代表として惣路九十九さんが表彰式に参加しました。惣路九十九さんは、親子2代に渡り、相撲大会に必要な御幣つくりの竹を育てるなど、その中心的な役割を果たしてきました。







村上和代さんの功績
①豊かな情操の育成と想像力の向上
定期的な読み聞かせを通じて、児童の読書への関心を高めるとともに、豊かな想像力や感性を育む情操教育に多大なる貢献を果たしている。
②児童の心情に寄り添った柔軟な支援
本年度、児童が企画した「学校お泊り会」においては、児童の「肝試しがしたい」という願い
を汲み取り、夜の怪談会を快諾された。当日は大きな蝋燭を2本用意するなど、演出にも細やかな配慮をいただき、児童の期待を大きく上回る体験を提供した。
③校内教育体制への波及効果
村上氏の実践は本校の教職員や学校図書館司書にとっても模範となっており、その手法が校内の読書指導に広く取り入れられるなど、学校全体の教育力の底上げに寄与している。
④地域と学校をつなぐ存在
単なるボランティアの枠を超え、少人数の児童一人ひとりの成長を温かく見守り、寄り添い続ける姿勢は、地域と学校の絆を深める象徴的な存在となっている。
〇津民小学校相撲世話人会の功績
昭和10年(1935年)より連綿と続く中津市立津民小学校の伝統行事「相撲大会」において、多年にわたり大会の企画・運営・指導を行い、地域の伝統文化の継承と児童の健全育成に寄与してきた。
①専門的な技能による伝統の継承(御幣づくりと土俵設営)
大会に欠かせない「御幣(ごへい)」の製作は、平地の竹から適したものを厳選し、熟練の技術を要する難易度の高い作業であるが、経験豊富な世話人がその伝統の技を代々守り続けている。また、土俵作りから各柱への装飾に至るまで、専門知識に基づいた本格的な会場設営を担い、厳かな大会の挙行を支えてきた。
②学校運営への全面的な協力と会場整備
極小規模校である本校において、多人数を収容するテントや椅子の設営といった重労働を伴う
準備は、教職員のみでは困難なものである。これらを世話人会が主体となって担うことで、地域住民が多数参観できる環境が整えられ、学校と地域が一体となる教育の場が維持されてきた。
③困難を乗り越える創意工夫(相撲甚句の導入)
令和3年度に児童数が3名となった際、試合数の減少により大会の存続が危ぶまれた。これに対し、「相撲甚句」を新たに導入。地域の自然や話題を盛り込んだ歌詞の作成のため、新たに会員を招聘するなど、柔軟な発想で大会に新たな価値を吹き込み、伝統の灯を絶やすことなく継続させた。
④90年余の歴史への敬意と有終の美
児童一人ひとりに寄り添い、地域文化への誇りを育んできた世話人会の活動は、社会教育および学校教育の振興において他の模範である。