書道家 池田英徳先生 来校 ～本物の技と心に触れる～

本日、大分県書写書道教育研究協議会顧問の池田英徳先生をお招きし、書写の特別指導を行いました。

〇「個」を伸ばす、プロフェッショナルの指導
　池田先生は、元中学校校長としての経験に加え、大分大学教育学部でも教鞭をとられた実績をお持ちです。
　授業では、一人ひとりの良いところを認めつつ、スモールステップで課題を示す温かいご指導をいただきました。
　
　特に「書き方」だけでなく「考え方」も大切にされるアプローチに、２人の子どもたちは高い集中力で取り組み、自身の作品の変化に大きな成長を感じていました。

〇本物を見せる、魅せる！
　さらに、池田先生が愛用されている貴重な硯（すずり）や筆、繊細な筆巻きなども見せていただきました。 中でも、亀の甲羅に刻まれた「甲骨文字」には子どもたちも興味津々。教科書や博物館でしか見られないような「本物」に間近で触れ、書の世界の奥深さを肌で感じる時間となりました。

〇来年の漢字
授業の最後には、子どもたちがそれぞれ自分で考えた「来年の漢字」一文字を、池田先生がその場で書いてくださいました。プロの技で表現された自分の「想い」を受け取り、子どもたちにとって忘れられない特別な時間となりました。