本質観取(哲学対話)に挑戦③ 「優しさ」とは
前回は3年生と行ったので、今回は同じテーマである「優しさ」について、6年生と校長の2人で行いました。
①目的
友達に優しくするのはいいことだけど、注意や進言をするのはちょっと言いにくいこともあるよね。注意をすることも「優しさ」と思うこともあるけど、友達に注意できない人は、優しくないのかなぁ。
優しさを考えることで、友好関係ができる。かな。
②事例1「どんな時に優しさを感じる」
・友達が手伝ってくれたとき
・自分がお腹が減ったとき、友達がお菓子を分けてくれたとき
・お母さんが、自分が食べたいものを出してくれたとき
・何かを頼んだり、お願いしたときに、(6年生のように)「はいっ」って、明るい返事をされたとき
・サッカーでうまくいったとき、みんなが喜んでくれたとき
・サッカーで、友達からいいアシストを受けたとき。逆にアシストをして上手くつながったとき、友達がよろこんでくれたとき
・何かうなくいかなかったとき、やさしく声をかけられたとき
事例2「友達に注意することも優しさか?」
・自分はおかしいと思うことは相手に対して注意できる。きっと、わかってもらえるから。
・もし、自分が友達に注意をして、相手から何かを言われても、言い返さないでがまんすればけんかにならない。くどくどいうとよくない。(それもやさしさ)
・友達や後輩に注意するときは、やわらかい言い方をすればいい。(さすが6年生!!)
③キーワード
・やわらかい言葉
・ていねいなしぐさも
・がまん
④優しさとは
・うれしいと感じたときは、優しくされているし自分も優しくしている。
だから、やさしさ=うれしいときに感じるもの

写真は、哲学対話をする前の授業の様子。予定より早く終わったので、その後に「哲学対話」を約20分行いました。
参考文献
「親子で哲学対話~10分からはじめる「本質を考える」レッスン~」(大和書房)
著者:哲学者の苫野一徳先生