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本質観取(哲学対話)に挑戦② 「優しさ」とは

本質観取(哲学対話)に挑戦② 「優しさ」とは


時間が少しあったので、
2回目となる 「本質観取」もどき。
 今日は養護教諭の先生にも参加してもらいました。
 今回のテーマは「優しさ」ってなんだろう? 

①目的
 友達に優しくするのはいいことだけど、注意や進言をするのはちょっと言いにくいこともあるよね。注意をすることも「優しさ」と思うこともあるけど、友達に注意できない人は、優しくないのかなぁ。
 優しさを考えることで、友好関係ができる。かな。

②事例1「どんな時に優しさを感じる」
・何かをしたときに、相手から「ありがとう」って言われたとき。
・辛いときに、優しい言葉をかけられたとき。
・誕生日に一番欲しかったものをプレゼントされたとき。
・ばあちゃんの料理はとてもおいしい。売ってもいいくらいおいしい。優しさがつまっている。
・「今日〇〇が食べたいなぁ」と思っていたら、その思いを言わなくても、その料理が出されたとき。
・言葉でなくても、表情で優しさが伝わることもある。
・動物の表情はひとつだけど、人間はとてもいろいろな表情ができる。(※下の写真のように描いてくれました)
・動物は本能で行動する。人間には優しさがある。
・言葉でなくても、その場にいてくれるだけでも、優しさを感じる。態度でも。

事例2「友達に注意ができる?」
・おかしいと思うことは相手に対しても言える。もし、それで反論されても自分は大丈夫。
・家族には言えるけど、友達には言いにくいなぁ。でも、優しくないというのはちょっと違うような。相手もわかっているようであればあえて言わないのも優しさからかな。
・私も、友達にも言えないかなあ。でも、内容によっては言える。例えば相手が真剣に悩んでいるようなとき。このままではやばいと思ったときは必死に言う。
・注意をするのは「正義」のため。優しさとはちょっと違うかも。

③キーワード
・相手軸
・されてもしてもうれしい

④優しさとは
・相手のことを考えた行動をすることで、自分もうれしくなること

参考文献
「親子で哲学対話~10分からはじめる「本質を考える」レッスン~」(大和書房)
著者:哲学者の苫野一徳先生