本に出会うお昼休み ～移動図書館の日～

先週の金曜日は、月に２回の「移動図書館」が来る日でした。いつもなら昼休みは全校で元気いっぱい体を動かす「全校遊び」の時間ですが、今日はちょっといつもとちがう静かな昼休み。校庭や体育館のかわりに子どもたちが集まったのは、移動図書館の前でした。本の並んだ車をのぞき込みながら、「これ読んでみたい！」「こっちは前に借りたやつ」と、目をきらきらさせて本を選ぶ姿が見られました。

借りた本はすぐにランドセル…ではなく、その場でさっそく読みはじめます。職員玄関前の階段に周辺でクイズを出したり、ベンチにすわって夢中になったりする子、友だちと肩を並べて同じページをのぞき込む子。

深水小学校では、体を動かすことと同じくらい、「本と出会う時間」も大切にしています。小規模校だからこそ、みんなで同じ本をすすめ合ったり、お互いの好きな一冊を紹介したりと、学年をこえて本でつながる姿があります。次の移動図書館の日には、どんな物語と出会うのでしょうか。子どもたちの世界は、今日も少しずつ広がっています。