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心にひびく読み聞かせの時間

心にひびく読み聞かせの時間

本日も、地域の読み聞かせボランティア・賀耒さんによる「読み聞かせ」が行われました。今回読んでいただいたのは、「ほしのはなし」と「まちんと」の2冊の絵本です。

「ほしのはなし」では、夜空にきらめく星々の不思議や美しさに、子どもたちは静かに耳を傾けていました。空の向こうに広がる世界へ、想像をふくらませながら聞いていたようです。

一方、「まちんと」は、広島の方言「もうちっと」「まちっと」を小さな子が言い間違えた言葉から生まれたお話です。被爆して傷ついた女の子が、トマトを口に入れてもらったときに「まちんと(=もっと)」とつぶやき、やがて亡くなってしまうという、戦争の悲惨さを伝える物語でした。

どちらの絵本にも、子どもたちはじっと見入り、物語の世界に引き込まれていました。豊かな感性を育むひとときとなりました。

そして今日は、賀耒さんから素敵なお花の贈り物もいただきました。読み聞かせだけでなく、こうした温かなお心遣いにも、子どもたちはうれしそうに目を輝かせていました。地域の方の優しさにふれ、子どもたちの心にも静かに灯がともる朝の時間となりました。