地域とともに考える道徳授業 ~1学期授業参観日~
7月4日(金)、1学期の授業参観が行われました。今回は「道徳」の授業に、保護者や地域の皆様にも“授業の参加者”として加わっていただきました。
子どもたちがテーマに沿って自分の思いや考えを語り、大人たちも率直な意見を出してくださることで、教室にはいつもとは異なる緊張感とあたたかさが同時に生まれていました。子どもたちは、目の前の大人の言葉に真剣に耳を傾け、時にはうなずきながら、自分とは異なる価値観にふれることができました。
参加された方からは、「子どもたちの考えが聞けて楽しかった」「もっと自分の意見を伝えてほしかった」などの感想が寄せられました。子どもたちにとっても、いつも以上に多くの意見が飛び交い、異なる立場の考えにふれる貴重な体験になったことでしょう。一方で、自分の考えを伝える難しさにも直面したようです。
学校長として、このような機会の意義を改めて感じています。今の社会では、意見のぶつかり合いや、異なる立場の人との対話の場が減ってきている中、こうした“意見の交流”こそが、他者と共に生きる力の土台になると考えています。
今後も子どもたちが、自らの思いを表現し、相手の考えに耳を傾けながら、よりよい関係を築いていけるよう、教育活動を進めてまいります。


