
学校からのお知らせ

山の中でトウモロコシの実に似た植物を発見!?「この実には毒がありますよ。」大分県自然観察連絡協議会の自然観察指導員をされている鬼塚隆子さんが言った言葉に子どもたちは一歩引きました。鬼塚先生は、グリーンインストラクターの理事長も務められ、幅広く活動している方です。9月21日(火)の午後、先生をお招きして森林学習を高学年7名で行いました。今回も、くす星翔中学校のスクールバスをチャーターして小田の森林に向かいました。
現地に到着して、まず“ハチ”と“ヘビ”についての注意事項がありました。その後、野生植物と野生鳥獣の生態について、たくさん説明をしていただきました。いくつか紹 介すると、木の幹につけられた鹿の爪とぎの跡を見たり、イタチかテンのフンがあるのを見て“縄張り”を示していることなどを学んだりしました。“しきみ”の木には毒があるため、昔は枝を墓の周りに刺して、動物よけにしていたと聞いて、「それでお葬式のときに、しきみを供える宗派があるのか」と納得しました。また、マムシグサの毒が目に入ったら失明する可能性があることやタヌキはイチョウの実を食べるがギンナンは食べないので、種を運び、イノシシは、イチョウの実が臭いので食べない(もし食べたらギンナンも食べてしまう)ことなど興味深い話も聞けました。
学校へ戻っての振り返りでは、「毒がある種(しきみ)がおもしろかった。」(結南さん)、「マムシソウが一番興味あった。」(蓮さん)、「シュロの木がお寺の鐘つき棒に使われているというのがすごかった。」(大翔さん)など、子どもたちが驚いた感想も聞けました。約90分間の活動でしたが、有意義なものとなりました。
鬼塚先生も「子どもたちがとても興味を持ってよく話を聞いてくれたので、ふだん小学生には話さないことまで話してしまいました。」とおっしゃっていました。
今後の活動で、『植樹・庭木剪定作業』を学校運営協議会とPTAも参加して11月21日(日)に行います。また、年間計画では、『木を加工する工場で、その様子を調べる (新栄合板)』、『万年井路探検』、『森を作る・森を育てる(森林学習)は、今年度実施できるか微妙なところです。
鬼塚先生の説明をよく シカの爪研ぎ跡 シュロの木の説明 マムシグサの実
聞いている児童たち に児童も興味津々 毒があります