
学校からのお知らせ

6月24日(木)に高学年の7名で、学校の東に位置する山にでかけ、山道沿いの森林を伐採した現場を見ながら“森林学習”をしました。当日は、大分県「森づくり人材育成協議会」事務局長で、森林インストラクター・樹木医である三ヶ田雅敏先生をお招きして、森林や樹木の説明をしていただきました。
この日は、まずはじめにランチルームで、大分県農林水産部「森との共生推進室」の玉田縁(ゆかり)主幹から、世界的な環境問題である“地球温暖化”を止めるために森林の保全が必要であること、樹木は光合成により地球温暖化の原因となる炭素をため込むこと、木を切っても腐らないかぎりは炭素を閉じ込めておく力があるなど、SDGs(持続可能な開発目標)につながっていくという話をしていただきました。
その後、小田小学校の裏の山にでかけました。この山は、小田の武石さんの山林ですが、森林組合が植林をし、管理しているとのことでした。最初に学んだことは、伐採された山を見学し、切株の年輪を数えて“30年もの”だということ、同じ“30年もの”でも大きさが違うのは太陽光の浴び方が違ったからだという学習をしました。また、スギの葉とヒノキの葉のにおいを嗅いで、強い匂いのヒノキは虫をよせつけないことや堅いヒノキは学校でも床に使用されていることなどを知りました。
次に行ったのは土砂崩れの跡が残った山でした。そこでは、適した土地に適した木を植える「適地適木」ということばを初めて聞き、世界で一番軽い木(発泡スチロールではないかと思うほど)と重い木(石でつくったのではないかと思うほど)を持たせてもらいました。
さて、“伐った木はどうなったのか?”ということを知るため、次回は森林組合を訪問して聞いてみるという学習をします。