「トットちゃんの15つぶのだいず」から学んだ平和集会
2月10日(火)に平和集会を行いました。人権・平和委員会の子どもたちが、黒柳徹子さんの絵本『トットちゃんの15つぶのだいず』を読み聞かせしてくれました。
物語は、トットちゃんが小学2年生のとき、日本が戦争を始めた時代の出来事です。戦争は、トットちゃんの身の回りからさまざまなものを奪っていきます。パパも兵隊として家を離れることになりました。
戦争が始まる前、トモエ学園でのお弁当の時間はとても楽しいひとときでした。しかし、次第に食べ物が不足し、ある朝、ママは封筒に炒った大豆を15粒入れてこう言います。
「これが、あなたの一日分の食べ物よ」
トットちゃんは学校へ着くまでに3粒、お弁当の代わりに3粒食べました。残りは9粒。空襲警報が鳴り、防空壕でじっとしている間に、さらに2粒食べます。それでもお腹はすきます。全部食べてしまいたい気持ちと、家に帰ってからの分を残しておかなければならない気持ちの間で、トットちゃんは悩みます。
食べ物の乏しさを通して描かれるこの物語は、軽やかな語り口でありながら、「生きる」ということに直結しており、想像を絶する過酷な状況を私たちに伝えてくれます。もし一日の食べ物が大豆15粒だけだったら、人はどのような思いになるのでしょうか。夕ごはんの分も含まれているからと考えながら食べるように言われたトットちゃんは、空腹に耐えつつ、さまざまなことを考えます。
そして、家に帰るころには7粒の大豆を残すことができました。何よりも家族が無事であることに、幸せを感じるのです。
共感するにはあまりにもかけ離れた時代の出来事ですが、黒柳徹子さんならではの戦争体験を通して、食べることという生きるために欠かせない営みから、平和のありがたさを実感できるお話でした。











