閲覧補助
文字サイズ
背景色
アクセス

ゲストティーチャーによるそろばんの授業(3年生)

ゲストティーチャーによるそろばんの授業(3年生)

 3月13日(木)に、3年生の算数のそろばんの授業に、ゲストティーチャーとして山本和子さんに来ていただきました。最初に、いろんなそろばんを紹介してくださいました。そろばんは中国から伝わってきたそうですが、上に2玉、下に5玉あり、私たちが知っているそろばん(上に1玉、下に4玉)とは少し違いました。また、ロシアのそろばんは、上下に分かれてなく10玉あるものでした。ちょうど100玉そろばんを縦にしたような感じです。また、日本で江戸時代に使われていたそろばんの紹介もありましたが、これは中国のそろばんと同じでした。そろばんでもいろんな種類があることがわかりました。その他にも、そろばんについて、以下のとおりたくさんのことを教えて頂きました。
①そろばんは、昔、武士の刀と同じくらい大切でした。数のことを考えたり、覚えたり、数字を作り出したりしました。
②そろばんは、数学や天文学、経済学など、あらゆる人々の間で使われ、三浦梅園先生もそろばんを使って考えました。
③明治時代になって外国の人々との交流が始まると、外国の人々は日本人の数量感覚のすばらしさにびっくりしました。
④今でも、山本さんが指導している「さんさん」では、だれにでも、「数や計算の意味や仕組みがわかるように」工夫されて、そろばんが使われています。

 そろばんは、玉を動かしながら、足し過ぎた分を戻したり、引き過ぎた分を戻したりしながら計算していくものですが、そろばんをしていると繰り上がりや繰り下がりの計算が早く正確にできるようになります。また、練習を重ねるとそろばんがなくても、頭の中にそろばんがイメージ出来て暗算ができるようになっていきます。私も小学生の頃、週3回そろばん塾に通っていて、年4回の昇級試験の1月前は家でも毎日30分から40分くらい練習していました。3年生から始めて6年生の時に2級に合格することができました。その頃は、まさに頭の中でスラスラ計算ができていたのですが、そろばんをやめて45年にもなると、繰り上がりや繰り下がりの計算につまずくようになってきました(笑)。人は、頭も体も使わなくなると、どんどんダメになっていくようです(涙)。