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赤ちゃんと触れ合った4年生「いのちの授業」

赤ちゃんと触れ合った4年生「いのちの授業」

 11月1日(金)に4年生が「いのちの授業」を受けました。講師は国東市医療保健課の助産師の藤定さんが務めてくださいました。
 最初に藤定さんから、「二人の男女がめぐりあい、そこから一人の『いのち』が生まれる確率は、何分の一かな?」という問題が出されました。答えは、なんと「250兆分の1」でした。ちょっと下世話な話になりますが、年末ジャンボの一等賞(七億円)が当たる確率は二千万分の一なので、私たちの命が誕生したことはまさに奇跡の中の奇跡です。私たちは生まれてきただけで、すでに幸運の持ち主なんですね。
 藤定さんから、命の始まりである受精卵の大きさについても教えてもらいました。受精卵は針で紙に穴をあけたくらいの大きさ(約0.2ミリメートル)、受精後8週で米粒くらいの大きさ、受精後10週でアサガオの種くらいの大きさになるということでした。小さな小さな命が徐々に人間の身体になっていくことは神秘的ですね。
 「赤ちゃんを育てるためには、『あなたのことが大事だよ』という思い(愛情)が一番大切です。」と藤定さんは話されていました。

 その後、担任の先生が妊婦体験をしました。お腹はかなりの重さで、座ったり、横になったり、起き上がったり、立ち上がったりするのが大変そうでした。担任の先生はもちろん、子どもたちは妊婦さんのたいへんさや母親としての愛情を少しでも感じられたようです。

 藤定さんの話の後は、いよいよ赤ちゃんや妊婦さんとのふれあいタイムです。当日は、6人の赤ちゃんとそのお母さんが子どもたちの学習のためにわざわざ国東小学校に来てくださいました。子どもたちは、赤ちゃんと見つめ合ったり、握手したり、赤ちゃんを大事に抱っこしたりしました。4年生の子どもたちの表情は自然に柔らかくなり、温かい微笑みが溢れていました。赤ちゃんには不思議な力があります。
 
 今回の学習を通して、子どもたちが「自分のいのち」や「周りの人のいのち」を大事にできる人に育ってほしいしなあと心の底から思いました。
 このような学習の機会を提供してくださった講師の藤定さんをはじめ、学校に来てくださった医療保健課のみなさん、赤ちゃん、お母さんに心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。