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いざという時のための着衣泳

いざという時のための着衣泳

 着衣泳は、近年大雨による洪水が増えていますので、そういった災害時や水に関連する緊急事態の時に、意図せずに服を着たまま水の中に入らざるを得ない場合もあるかもしれません。そういつた場合に備えて、実際に体験や学習をしておくことで、いざという時に少しでも落ち着いた行動ができることを目的として行っています。

 当日は日本赤十字社の方々を指導者としてお招きし、実技や模範を見せていただきながらわかりやすく子どもたちに説明をしてくださいました。図らずも服を着たまま水に落ちた場合の対応の合言葉は、「ういてまて(浮いて待て)」でした。ついつい手足をバタバタさせてもがいてしまいがちですが、仰向けになり呼吸をする鼻と口だけを水面の上に出し、浮いて待つことが大切だということです。また、図らずも水に落ちた人を見かけた時は、泳いで助けに行くのではなく、浮力のある物を投げて「浮いて待て」がしやすいように援助してあげることが大切だということです。

 子どもたちにとっては、貴重な体験学習になりました。もしもの時には、この学習を生かして自分の命、他人の命を救える人になってもらいたいと感じました。