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特別講座「川舟祭の秘密」

特別講座「川舟祭の秘密」

4年生が「総合的な学習の時間」に地域の伝統・文化についての学習を行っていますが、5月31日(火)は賀茂神社の神主の水口忠樹さん(本校事務職員)を講師としてお迎えし、特別講座「川舟祭の秘密」と銘打って川舟祭について詳しく学習しました。特別講座の概要は以下のとおりです。

川舟祭は、もともと安岐川河口の中州にあった住吉神社(1508年建立)が洪水のたびに流されていたため、1814年(江戸時代後期)に賀茂神社の中に移り、その翌年から元の場所へ年に1度「里帰り」をする行事が起源とされ、毎年旧暦の6月29日の大潮の日に行われています。

川舟祭の火は、最初は舟の行き先を照らす灯りだったのですが、次第に見る人を楽しませるパフォーマンスとして激しく燃やされるようになっていきました。この「火」と海水の「塩」と「水」により、川舟祭は人々に災いが起こらず幸せが訪れることを願って行われているお祭りです。

4年生の子どもたちは、これまで川舟祭を見たことはあっても、祭りの起源や込められた願いなどについて知らなかったので、詳しく知ることができてよかったと感想を話していました。来年(令和5年)こそ川舟祭が4年ぶりに実施できることをみんな願っていました。