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「Positive Smile 学び・感動・楽しみ」~6年生修学旅行⑪【大野木場小学校被災校舎】~

「Positive Smile 学び・感動・楽しみ」~6年生修学旅行⑪【大野木場小学校被災校舎】~

がまだすドームの見学を終え、「大野木場小学校被災校舎」に向かいました。

バスの中でガイドさんが、「火砕流が発生した日、校舎は焼けたけど、大野木場小学校の子どもたちは避難して全員無事だったんです」という話をしてくれました。当時、避難のため下校準備していた児童。異変に気が付いた当時の教頭先生は、「振り向くな!」そう子どもたちに呼びかけて敷地外に走らせ、迎えにきていた保護者の車に乗れるだけ乗せたのだそうです。

火砕流の熱風に焼かれた校舎には鉄骨や金属だけが残っていました。教室の中の曲がった水道蛇口を見て「あれは何の教室だったのかな。理科室だったのかな」と、見学しながら子どもたちはつぶやいていました。

校舎敷地内にあるイチョウの木も校舎とともに焼けてしまいましたが、翌年には鮮やかな緑の芽を吹いたそうです。イチョウの木の葉っぱを拾っている子どももいました。このイチョウは火砕流の脅威とその後の生命力を象徴する存在として大切に保存されているそうです。