伝統を受け継ぐ ~川舟祭~
昨年度、4年ぶりに開催された川舟祭が8月3日(土)に今年も開催されました。川舟祭は、もともと安岐川河口の中州にあった住吉神社(1508年建立)が洪水のたびに流されていたため、1814年(江戸時代後期)に賀茂神社の中に移り、その翌年から元の場所へ年に1度「里帰り」をする行事が起源とされ、毎年旧暦の6月29日の大潮の日に行われています。
川舟祭の海上の交通安全、大漁、商売繁盛を祈願し行われます。江戸時代より伝えられているこの祭り、炎を上げた船上から男衆が川へ飛び込む姿は迫力満点でした。
河川敷では屋台やステージも催され、たくさんの人が夏のお祭りを楽しんでいました。地域や保護者の方々には夜間の見回りにもご協力いただきありがとうございました。
安岐小の子どもたちは、これまで地域の方々の指導のもと練習してきた子ども毛槍とコンチキチンを披露し、川舟祭に花を添えました。継承していくことが年々難しくなっていきますが、今年も伝統的なお祭りを受け継ぐことができました。先輩や友達と立派にやり遂げた安岐っ子の表情は少し誇らしげに見えました。