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感動の卒業式

 3月22日(金)に第115回卒業証書授与式を行い、42名の卒業生が安岐小学校を立派に巣立っていきました。

 当日発行されたPTA新聞「楓江」に、卒業生一人ひとりが書いた、この「六年間で成長したこと、頑張ったこと」が掲載されていました。それを読むと、卒業生がハローマン・ピースマン・クリーンマン、いわゆるスリーマン活動をずっと心がけ、そして、成長してきたことを自分自身で実感できていることがよくわかりました。
 卒業生はこの一年間、最高学年として、下級生の立派なスリーマンのお手本でした。ハローマンとして、いつも明るく丁寧な挨拶を心がけていました。感謝の気持ちが相手に伝わるように表現できていました。礼儀正しいハローマンでした。ピースマンとして、下級生に対して親切に接していました。つい先日も休み時間に1年生の竹馬の練習のサポートをしていました。1年生は嬉しそうに頑張っていました。そして、何より6年生同士男女ともに本当によく助け合い、協力していました。思いやりのあるピースマンでした。クリーンマンとして、掃除時間は無言掃除を率先して実行しました。卒業生がよき手本となってくれたおかげで、下級生も黙々と掃除ができるようになりました。かっこいいクリーンマンでした。
 このように、卒業生は、安岐小学校の伝統という襷を受け継ぎ、運動会のスローガンの、「一致団結 輝け安岐っ子 仲間と協力 最後まで」を、運動会の時だけでなく常日頃から実践し、貫き通しました。そして、次の学年に輝かしい襷を託してくれました。
 

 (株)京セラを立ち上げた有名な稲盛和夫さんが、こんな話をしています。「人生や仕事の成功は、掛け算の『能力×熱意×考え方』で決まり、能力と熱意は0から100点までしかないけど、考え方にはマイナス100点からプラス100点まである。つまり、どれだけ能力や熱意があっても、考え方が良くなければマイナスの結果しか出ない。そして、人にはみんな平等に『人生や仕事がうまくいきますようにという追い風』が吹いている。でも、その追い風をキャッチできるかは考え方という風を受ける帆が大切だ。自分さえよければいいという考え方の帆なのか、世のため人のためという考え方の帆なのかで、人生や仕事はマイナスにもプラスにもなる。」
 このことは、大谷翔平選手が運を掴むために「あいさつ」、「礼儀」、「思いやり」、「感謝」、「道具を大事に使う」、「ごみ拾い」などを心がけ、人間性を磨き、今は、多くの人から愛され、応援される選手になっていることと重なります。まさに、人間性を磨くことが、「追い風をキャッチすること」、「運」を掴むこと、未来を切り開くことに繋がるのだと思います。
 卒業生も自分の夢や目標を叶えるために、「追い風をキャッチできる人」になってもらいたいです。そのためには、これまでやってきたハローマン、ピースマン、クリーンマンの、スリーマン活動をこれからも継続していくことが大切です。どんな道に進もうが、人間性を磨くことが、誰からも応援されることになり、ひいては「運」を掴める人になるのです。
 安岐小学校の先生たちは、卒業生のことを末永くいつまでも応援しています。可能性は無限です。これからも卒業生がスリーマン活動を通して人間性を磨きながら、夢や目標に向かって、力強く羽ばたいていくことを期待しています。