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4年生が感謝の気持ちを伝えた「10歳のつどい」

4年生が感謝の気持ちを伝えた「10歳のつどい」

 2月27日(火)の学年末授業参観として、4年生は「10歳のつどい」を体育館で行いました。保護者の皆さんがたくさん来てくださり、子どもたちは少し緊張気味でした。

 まず、校長先生から、代表児童に「10歳の節目証書」が授与されました。続いて、校長先生から以下の話がありました。

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 命が誕生してから10年の節目を迎えた4年生の皆さん、本日はおめでとうございます。

 去年の10月に行った「命の授業」で、助産師の藤定先生から教えてもらいましたが、みなさんの命が誕生した確率は何分の1でしたか?なんと「250兆分の1」でしたね。あまりにも数字が小さすぎてピンとこないかもしれませんが、とにかく、みなさんが産まれてくることができたのは、宝くじで1等賞に当たるよりも何百万倍も難しい、まさに奇跡の中の奇跡なんです。私たちは、この世に生まれてくることができただけでも、そうとう運がいいわけなんです。お母さんとお父さんに感謝しないとね。お母さんとお父さんが出会ってなければ、私たちは生まれてくることができませんでした。だから、本当はお母さんのお腹から産まれた時に、すぐに「お母さん、お父さん、ありがとう。」と言わないといけないんですが、産まれた時に、ちゃんと「ありがとう。」が言えたよという人は、手を挙げて。残念ながら、いませんね~。どうすればいいかは後から話します。

 今、みなさんは約10年間生きてきたわけですが、世の中には、10歳になる前に命を落とした人はたくさんいます。病気だったり、事故だったり、食べるものがなかったり、戦争があったりと、いろんな理由で10歳になる前に亡くなった人がいます。でも、みなさんは、お家の人が大事に大事に育ててくれて、守ってくれたおかげで、今生きることができています。育ててくれたことに感謝しないとね。赤ちゃんの時には言えなかった、「産んでくれて、ありがとう。」「育ててくれて、ありがとう。」を、10歳のあなたなら、もう言えますね。普段は恥ずかしくて、感謝の気持ちを伝えられていないかもしれませんが、今日のような「10歳のつどい」や卒業式や成人式や結婚式などの人生の節目の時には、きちんと感謝の気持ちを言葉や手紙にして伝えられるといいですね。

 なぜ、感謝の気持ちが大事なのか、それは、あなた自身のためだからです。相手や周りの人に感謝の気持ちを持てる人だけが、他の人たちから感謝される人になれるのです。つまり、幸せな人になれるのです。みなさんには、幸せな人生を歩んでほしいので、いろんなことに、そして、いろんな人に感謝することができる、そんな人になってくれることを願っています。みなさんが、全員幸せになることを祈って、お祝いの言葉といたします。本日は、おめでとうございます。

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 続いて、子どもたちによる合奏、よびかけがあり。次に将来の夢について一人ずつ発表しました。

 そして、代表児童2名により「おうちの方へのメッセージ」を伝え、その後保護者代表2名の方から「おうちの方からのメッセージ」の発表がありました。「おうちの方からのメッセージ」を聞くときは、どの子にも感動が伝わりました。

 きっと、感謝の心をたくさん持てる好きてな人に育ってくれること間違いなしです。