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香々地青少年の家での体験学習

香々地青少年の家での体験学習

 6月14日(水)、15日(木)の2日間、5年生が香々地青少年の家に集団宿泊体験学習に行ってきました。5年生の子どもたちが自分たちで決めた「めあて」は、①学校外でもスリーマン、②自分から行動、③協力することで団結、④話を聴く、です。さて、「めあて」は、達成できたのでしょうか。

 まず香々地青少年の家に到着後、入所式があり、香々地青少年の家の方から決まりやシーツの使い方・片付け方などについて詳しく説明がありました。

 そして、最初の活動はアスレチックです。班ごとにたくさんの遊具で楽しそうに遊んでいました。巨大な遊具がたくさんあり、普段できない体験を子どもたちは満喫していました。

 次はお昼ご飯です。食事係の子どもたちのおかげでスムーズに準備ができました。ご飯もおいしかったです。ちなみに、香々地での食事は大人気で、お代わりする子が続出しました。よく食べることは元気の源です。

 午後からは、まず磯観察です。水着に着替えたり、磯観察や海水浴で使うものを準備するのに時間がかかり、予定より20~30分くらい遅れてのスタートとなりました。磯観察では、ヒトデ、ウニ、カキ、タコ、ウミウシなど、子どもたちにとってはワクワクする磯の生き物たちとたくさん触れ合うことができました。中でも、捕まえるのに苦労したタコが捕獲できた時には、歓声が上がりました。ウミウシも珍しい種類が捕獲できました。

 磯観察の次は、海水浴です。遠浅の海は、水温も心地よく、子どもたちは今年の初泳ぎを楽しんでいました。ただし、午後のスタートが遅れたため、海水浴の時間が短縮されました。子どもたちは、集合時刻を守ることの大切さを学んでくれたことでしょう。

 海から戻った時、脱いだ後のマリンシューズが玄関前の階段でバラバラになっていました。しかし、それを見た心ある2人が、なんと進んでみんなのマリンシューズをきれいにそろえてくれました。しかも、人が通ることができるスペースを確保するために、少し重ねて両端に揃えてくれていました。てっきり大人の人が揃えたのかと思っていたら、5年生の2人でした。感激です。

 夕べの集いが始まる前に、急遽香々地青少年の家の方から変更の連絡があり、「夕べの集いは、一緒に香々地青少年の家に来ている清川小学校と安岐中央小学校の3校合同で行うので、感想発表を行う児童を各学校から1名決めておいてください。」とのことでした。急遽班長を招集し、立候補者を募りましたが、なんとすぐに3名の手が挙がりました。頼もしい限りです。結局、安岐小学校は代表者が3名でもよいとのお許しをいただき、3名とも堂々と感想発表を行うことができました。

 夕食後はみんなでお風呂に入り、初日の最後の活動はプラネタリウムです。子どもたちは、あまりのきれいさに感激し、感嘆の拍手が何度も繰り返されました。なぜか真っ暗になった時に一段と大きな拍手が湧き起こっていました。かわいい子どもたちです。

 2日目の午前中は、オリエンテーリングです。12個のポイントにある文字を探し、設定時間に近い時刻に戻ってくると得点が高くなるというルールで行いました。当日は曇り空でしたが、高低差のあるコースを回ると汗が溢れてきます。でも、子どもたちは元気にポイントを探して回りました。1班は全てのポイントを探し出し、全問正解でした。もちろん優勝は1班でした。すばらしい団結力です。

 午後からは、VS(ボランティア・サービス)活動として香々地の海岸清掃を行いました。最後の活動で疲れもあり、なかなかゴミ拾いが進まないだろうと予想していましたが、嬉しいことに予想に反して、拾ったゴミを班ごとに並べて、長さを比べるゲームにしたところ、なんと子どもたちは張り切ってゴミ拾を行いました。ゴミが何だか宝物に感じるくらい、積極的にゴミを拾いました。その結果、班によってはゴミを並べた長さが25mを超える班もありました。子どもたちの頑張りがわかるVS活動になりました。香々地青少年の家にお世話になったので、少しでも恩返しができてよかったです。

 2日間、子どもたちにとっては学びの多い香々地での体験学習になりました。香々地で学んだことは、これからの日々の学校生活でも生かせるものばかりです。子どもたちのさらなる成長が楽しみです。