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感動的な卒業式

 3月22日(水)に第114回卒業証書授与式を行いました。今回式場に参加した在校生は5年生だけでしたが、1~4年生も教室からオンラインで式に参加しました。
 卒業生は、一人ずつ卒業証書をもらう前に、自分の将来の夢や目指したい生き方等について発表してくれました。どれも素敵なものばかりで、卒業生全員がなりたい自分になれることを願わずにはいられませんでした。卒業生全員によるメッセージ性の高い「呼びかけ」や気持ちの籠った合唱には思いが込められ、感慨深いものがありました。
 卒業生はこの一年間、最高学年として、下級生のあこがれの存在でした。

 ハローマンとして、いつも明るく丁寧な挨拶を心がけていました。感謝の気持ちを相手に伝わるように表現できていました。立派なハローマンでした。
 ピースマンとして、下級生に対して親切に接していました。特に4月は入学して間もない1年生に寄り添うようにして学校まで連れてきていました。なんて優しい六年生なんだと感激したことを覚えています。そして、何より6年生同士がよく助け合い、協力していました。 素敵なピースマンでした。
 クリーンマンとして、掃除時間は無言掃除を率先して実行しました。6年生が手本となってくれたお陰で全校児童が黙々と掃除ができるようになりました。また、落ちているゴミに気づいたら、進んで拾うことができました。かっこいいクリーンマンでした。

 卒業生は安岐小学校の伝統という襷を受け継ぎ、運動会のスローガンにもあった通り、全力・協力・100%で、その伝統をさらに磨き、次の学年に輝かいしい襷を託してくれました。
 このような卒業生を送り出すにあたって、次のようなはなむけの言葉を贈りました。

「大谷翔平選手は、子どもの頃、プロ野球の8球団からドラフト1位指名を受けることを目標に掲げ、努力を積み重ねていきました。そして、目標達成のためには努力だけではなく、『運』や『人間性』が重要だと考え、『あいさつ』『礼儀』『思いやり』『感謝』『道具を大事に使う』『ごみ拾い』『部屋の掃除』『本を読む』、そして『信頼され、愛され、応援される人間になる』ことを心がけたそうです。すなわち、人間性を磨いていったのです。

 今、大谷翔平選手は、メジャーリーガーとして、みんなから応援されるスーパースターになっています。 そして、今でもグランドに落ちているゴミを見つければ、さりげなく拾っています。確かに、このようなことができる人は、みんなから愛されるし、応援されるようになります。まさに、そのことが『運』を掴むこと、未来を切り開くことに繋がるのだと思います。

 みなさんも夢や目標を達成するために、『運』を掴める人になってください。そのためには、これまでやってきたスリーマン活動を継続していくことが大切です。どんな道に進もうが、人間性を磨くことが、誰からも応援されることになり、ひい ては『運』を掴める人になるのです。
 可能性は無限です。自分を信じ、仲間を信じ、夢や目 標に向かって、力強く羽ばたいてください。」

 卒業式当日、大谷選手はWBCの決勝戦で胴上げ投手を務め、大会のMVPに選ばれました。「運」をしっかり掴んでいますね。忘れられない祈念すべき日になりました。