「Positive Smile 学び・感動・楽しみ」~6年生修学旅行⑩【がまだすドーム(雲仙岳災害記念館)】~
いよいよ、2日目です。朝食を食べて、荷物の整理も速やかに終えることができました。さすが6年生です。お世話になったシーサイドホテル島原を出発し、2日目の見学先「がまだすドーム(雲仙岳災害記念館)」に到着しました。
雲仙普賢岳の噴火の教訓を後世に伝えるために設立された「がまだすドーム(雲仙岳災害記念館)」は、雲仙普賢岳の噴火について体験しながら楽しく学ぶ火山体験ミュージアムです。2025年3月にリニューアルオープンしました。この日、安岐小学校の6年生のために、開館時刻を早め、施設の方々は早出出勤で子どもたちを迎えてくれました。



平成3年6月3日に火砕流が起きた1日を再現動画で、消防団や報道の人の状況、噴火を心配して避難する人たちの緊迫した様子を、火砕流の恐ろしさを画面の迫力で感じながら視聴しました。
「島原大変劇場」は立体の紙芝居と舞台が合わさったような仕掛けで、子どもたちは引き込まれながら、1792年(寛政4年)に起きた雲仙岳・眉山大崩壊の記録を学ぶことができました。











この日、雲仙岳災害記念館の杉本伸一館長さんが在館されており、安岐小の子どもたちにご挨拶してくれました。杉本さんは当時、安中公民館の職員として大火砕流の当日も勤務されていた方です。子どもたちが初めに視聴した再現動画に登場し、「3つの涙」(①大切な命が失われた悲しみの涙 ②人間の力ではどうにもならない自然の力の大きさ、くやしい涙③全国からの支援、温かい心の涙)の話をされていました。



杉本さんは、「自分が子どもの頃、雲仙岳に登っていました。噴火したのはそんな山なんです。大分の火山には別府の鶴見岳、伽藍岳がありますね。瓜生島の沈んだ話も聞いたことがあります。自然の歴史の中で200年はあっという間です。自分たちがどんな所に住んでいて、過去にどんな災害があったか知り、みなさんが災害について備えていってほしいです。」というお話をしてくださいました。
がまだすドームのみなさん、ありがとうございました。忘れられない見学になりました。
