今日の野上っ子(9月18日)履物をそろえる
1年生の教室の入り口に「はきものをそろえる」という詩が掲示されていました。この詩は藤本幸邦(ふじもと こうほう)という、長野市にある円福寺の住職が作りました。藤本住職が、第二次世界大戦後、親を亡くした子どもたちを預かった際に、玄関の乱雑に脱ぎ捨てられた靴を見て、子どもたちに「履き物をほったらかしておくと、また戦争になってしまいますぞ」と伝え、この詩が作られたそうです。
また、防災の講演の時に「家の玄関で靴をそろえることは、自分の命を守ることにもつながる」という話を聞いたことがあります。家にいるときに大地震が起きて避難する際に靴がそろっているとスムーズに避難できるけど、靴がそろっていないと数秒のロスが出て、それが命取りになることがあるそうです。
児童玄関で子どもたちの靴やシューズを見てみると、丁寧にかかとをそろえておいている子、靴箱には入れているけどそろっていない子、放課後に脱いだシューズが靴箱の下に置きっぱなしになっている子など様々です。自分のことは自分でできる、気づいたそろえてあげる、そんな子どもに育ってほしいなと思いました。
