昼休みの一幕
子どもたちは学年関係なく混ざってよく遊んでいます。今日も昼休みにサッカーやドッジボールをして遊んでいました。
昼休みの終わり際、ドッジボールをしていた低学年が泣き始めました。ボールを取った後に落としたらしく、自分は「取った」と思っていたようですが、直後に落としたので周りからは「当たった」と言われたようでした。
現場を目撃していないので、詳細は分かりませんが、心温まる光景があったのはその後でした。
昼休み終わりのチャイムが鳴り、子どもたちはいっせいに校舎に戻っていったのですが、高学年の一人の子が泣いている子に一生懸命説明しているのです。
「○○君は取ったと思ったかもしれんけど、すぐに落としたやろ。あれは当たったことになるんよ。そういうルールなんよ。」
怒るのではなく、「分かってくれ!」というように、一生懸命説明しています。
私と目が合うと、苦笑いしながら、でも一人で校舎に戻ろうとせず、泣いている子と一緒に歩いていきました。
見捨てることなく、怒ることなく、賢明な姿に、その優しさがオーラになって目に見えるようでした。