小運動会こぼれ話
小運動会で、素敵なシーンがありました。残念ながら写真はありません。
6年生の徒競走の時でした。スターターは初めて係についた4年生の児童でした。ピストルの引き金が堅かったようで、一生懸命ピストルを鳴らそうとしますが、なかなか撃鉄がおりません。「ふ~ん、ふ~ん」とうなりながら、一生懸命鳴らそうとしますが、時間ばかりが過ぎていきます。そのとき、なかなかピストルが鳴らずに、スタートラインで待たされていた6年生から「がんばれ~」と係の子を励ます声援が聞こえてきました。するとその声は6年生全員、また、児童テントにいた児童全員に広がって、「がんばれ~」の大合唱となりました。本部席から係の子の表情は見えませんでしたが、きっと焦りから解放され、ほっとしたことと思います。ピストルは、職員の補助によって鳴らすことができました。なんとも温かく、ほほえましいシーンでした。