学校だより 第28号 R7/3/14
目標への道
何かに取り組むとき、具体的な目標を決めるのがよいのは、目指す目標が明確になるからです。一生懸命に取り組んだ結果として、目標に至らなかった場合、どう受け止めればよいでしょうか。
「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」という言葉。成功は偶然や運に左右されることがある一方、失敗には必ず原因があるという教えです。次の行動を起こすには、目標未達成の原因を正しく分析して、原因への適切な対策を考える必要があります。
原因分析、対策立案をした上で、次にどのような行動を起こせばよいでしょうか。最初に、確認すべきは、今回の目標が最終ゴールか、どうか。最終ゴールであれば、再挑戦。さらに上位の目標がある場合には、その上位目標に挑戦するのもよいと思います。
大きな目標である場合、その目標に至るルートは複数存在します。すなわち、今回挑戦したルートが唯一のルートではありません。取り組みやすい別のルートがあれば、その道を進めばよいでしょう。この道しかないと考えるのと、複数の道があると考えるのとでは、気分は随分違いますね。
人生の目標は十人十色。ただ、健康で幸せであることを否定する人はいないと思います。大きな目標であったとしても、健康で幸せであることを犠牲にしない、そういうルートを探したいものです。
年間行事の振り返り
令和6年度の学校における年間行事を、振り返ってみようと思います。(4月)あゆ放流・お迎え遠足、(9月)運動会(結団式、応援団練習、解団式、試演会、本番、鼓笛)、(11月)東渓小まつり(学習発表会)、(12月)持久走大会、(2月)大縄大会、(3月)お別れ遠足・鼓笛引継式・卒業式。
最大の行事は、運動会。子どもたちの成長の機会であり、活躍の場。本番で実力を発揮できるように、練習は必要です。暑い最中の練習、安全第一で、学びと両立する練習方法を探っていきたいと思います。
年間行事を俯瞰すると、1年の後半、 12月から3月に、持久走、大縄、鼓笛と、行事が集中しています。何れも練習が必要な行事ですので、練習時間を生み出すことが、学校の課題と認識しています。休み時間を練習に使う必要がある場合は、児童の意見も聞いておくのがよいですね。また、本番で実力を発揮するための支援が必要なことは理解したうえで、支援をし過ぎていないか、都度、振り返りが必要です。
学校行事を通じて、児童は大きく成長します。努力は成果を生み、できたことが自信に繋がります。欲を言えば、行事を通じて、子どもの主体性を育めればと思います。子どもが考えて行動する。簡単ではありませんが、先生方とも協議しながら、児童第一義で、前向きに検討していきたいと考えます。