【校長コラム No.29 自分だけという言い訳】
あの人も同じことをしているのに,なぜ,自分だけが注意されるのか.子どもの気になる行動を見て注意したとき,とてもよく耳にするフレーズです.このフレーズを耳にした瞬間,他の人のことはどうでもよく,目の前にいるあなたにだけに,思いを伝えたいと思うのです.他の人は関係ない,あなたはどう思うのか.注意された自分と,素直に向き合ってほしいのです.向き合えば成長します.成長する人は,間違いなく素直な人.自分がしたことの反省もしないで,自分だけが注意されるのは理不尽という言い訳.かっこ悪くないですか.このような視点をずらした言い訳を聞くと,自分と向き合わないのに言い訳はするという印象が残ります.仮に他の人を道づれにできたとしても,あなたへの注意が半減することはありません.自分がよくないことをして注意を受けたのであれば,それを振り返り,次から自分の行動を変えていけばよいだけのこと.青年よ,素直であれ.