241105
今年最後の三連休、初日は日田では雨が心配されましたが、大丈夫でしたでしょうか。この日、東渓中学校では、文化祭が開催されました。東渓小学校から徒歩3分の東渓小中学校。一貫校ではありませんが、東渓小の卒業生がそのまま東渓中の新入生になりますので、見に行かせていただきました。その感想です。「ひとこと」ではありません。
東渓中学校文化祭を見せていただいた感想です。全学年とも、中学生だけではなく大人も考えるべき主題を、劇にしていることに感心しました。メッセージ性のある劇は見ごたえがありました。これからも、自信を持って堂々と自由に中学校生活を送ってほしいと思います。
<1年生 仮面> 劇を見て、自分の意見を封じて演じている児童生徒がいることに思いを巡らせました。先生が言うから、親が言うから、大人が言うから、正しい、従うべきと考えるのではなく、何が言われているかを、きちんと自分で解釈して、自分の判断のもと、自分で意見できるようになってほしいと思いました。大切なことは、誰が言うではなく、何を言っているか。そういう判断ができる大人になってほしい、本当にそう思います。
<2年生 JUSTICE(正義)> 正義の定義は難しいと感じました。ヒーローものは、実は子どもに悪影響を与えているかもという視点は、おもしろく考えさせられました。ヒーローであっても暴力はやはりだめで、議論、コミュニケーションで、相手が納得するまで話をすることが必要ですね。相手が議論をする気がないときにどう対応すればよいかなど、難しい面もありますが。大人になって、最も大切な力のひとつが、コミュニケーション力であることは間違いありません。
<3年 マイライフ> 中学三年生らしいテーマでよいですね。自分の将来を考えるときは必ず来ます。ですから、小学生のときから、自分のいろいろな可能性を考えることが非常に大切だと考えて、小学校でもキャリア教育を大切にしています。中学三年生であれば、両親に、今の仕事のことを聞いてみてはどうですか。何が面白いのか。どういう苦労があるのか。最も身近で働いている人から学べることはたくさんあると思いますよ。中学を卒業して次に進んでも、まだまだたくさんの進路を選択できます。ぜひ、自分の興味関心は何にあるのか、じっくり考えてほしいと思います。なお、成績や偏差値で進路を決めてはいけません。進みたい進路を決めるのが先です。その目標に向かって努力する。小学生のときからやってきたことですね。(追伸)学校行事をはりきってがんばる人は教師になるという見方には吹き出してしまいました。小学校の職員室でアンケート調査をしようと思います。あなたは、行事で中心となってがんばった人ですか?