【校長コラム No.21 因果応報】
夏休みは,親戚に会う機会が増えると思います.それに関わるコラムです.気軽に読んでください.祖父母は孫の面倒を見てくれるとてもありがたい存在です.多くの場合,祖父母も孫も機嫌よくしています.たまに,孫の素行が悪いときにトラブルが発生します.祖父母が言うフレーズは決まっています.「親の教育・躾がなっていない」です.日本だけでなく,世界中で言われ続けているフレーズだと想像します.子どもを育てる親の多くは,それが初めての経験であることも多いため,子育てがうまくいかないこともあるでしょう.仕方がありません.誰もが通る道です.ここで問題です.では,その親を教育したのは誰でしょうか.そうなのです.親の親,すなわち祖父母なのです.子の教育・躾がなっていない原因はその親にあるというロジック.結局のところ,そのフレーズを言った張本人の祖父母の教育・躾がなっていないということになります.ブーメランです.非常に気まずい結論ですが,周りの大人全員が責任を持って子どもを温かく見守ることができればよいですね.