【校長コラム No.15 元気】
先生の仕事は,たいへんですが,やりがいがあります.自分の働きかけで,子どもがどんどん成長する姿を間近で見ることができることは,先生の醍醐味.達成感,満足感,有用感を感じることができます.一方,子どもとのやりとりはライブ.予定通りにいかないことも多いのです.それが続けば,疲労困憊.そんな先生には,夏休みの今,英気を養ってもらいたいものです.子どもは元気な先生が大好きだからです.昔,たまたま聴いていたラジオ.小学校の先生の葉書が読まれました.教え子が二十歳になった.クラス会で初めて一緒にお酒を飲んだ.教え子から,先生は元気にしていますかと聞かれた.先生は,昔,いつも疲れていたから.先生はこのことばにショックを受けたという内容.当時,先生は元気に振る舞っていたのでしょうが,子どもの目には疲れて見えていたのです.考えさせられますね.今の学校に活かさないといけません.すなわち,先生には,元気でいられる働き方をしてもらう必要があります.もちろん,学校はそれを支援します.子どもの目に先生がどう映っているかも,確認する必要があります.何年も経ってから,あのとき先生は元気がなかったと言われることは,お互いに不幸ですから.