241114ふたこと
中学校国語の授業を参観させていただいた続きの話。最後のふり返りで、先生が、よいふり返りが書けているから、みなの前で発表してくださいと、発表を促された生徒がいました。生徒「ぼくも、松尾芭蕉のように後世に残るような俳句を作りたいと思いました」。先生「いいですね。では、後世に残る俳句を作るために、どうする?」。生徒「旅をします」。教室は、特に授業を見に来られた先生方の笑いで包まれました。すばらしい発想だと思います。先生は、もしかすると、今日の授業で教えた俳句の技法や、授業のポイントとなった「推敲します」のような回答を期待していたのかもしれません。でも、期待以上の回答です。旅に出ないと始まりません。普段から、よい国語の授業をしていることが、先生と生徒のやりとりからよくわかりました。爽やかな気持ちで教室を後にしました。