【校長コラム No.24 納期】
一般的に言われる締切は,会社では納期と言います.会社では,まず,新入社員に納期の大切さを教えます.なぜでしょうか.工業製品を作る会社は,製品を作るのに必要な材料を,材料を作る会社に注文します.このとき,いい加減な注文は絶対にしません.何月何日何時までに,こういう材料をこれだけ納品してほしいと注文します.納期までに納品されなかったら,どうなるでしょうか.製品を作ることができません.損害賠償に発展しかねません.このように,会社では納期が非常に重要です.納期は,信頼と言い換えてもいいかもしれません.新入社員にも資料の提出など,納期が設定されます.このとき,納期に間に合いそうにない場合は,必ず納期が来るまでに,理由とともに納期を延長してほしいことを相談するように伝えます.納期が過ぎてから,約束していたあの資料はどうなったと聞かれることは最悪です.もちろん,人間ですので忘れることもあります.ですから,納期を忘れない工夫が必要.必ず見る手帳にメモをする,スマホで納期管理をするなど.さらに言えば,体調不良などのリスクも考慮して,余裕を持って納期に間に合うように仕事をすることも大切.信頼を積み上げるには時間がかかりますが,信頼を失うのは一瞬です.社会人の第一歩は,納期・締切を守ることかもしれません.